夜也はというと
そっぽ向いてるし仮面被ってるし全然
表情分かんないし。
「夜也、」
「なに?」
「・・・あたしも好き。」
「うん、知ってる・・・」
あたしの精一杯の言葉に夜也は仮面を
被った顔をこっちに向けて
頷いた。
「そっか・・・」
・・・・・・。
ってそかじゃなーい!!
「ずるいよ夜也っ!あたしばっかり恥ずか
しいじゃん!」
「うわっ今顔赤いからとんな!」
「素顔隠すとかほんっとにピエロじゃん!!」
どんなに仮面を取ろうとしてもやっぱり
男の子にはかなわないね。
なぜかあたしが腕を
捕まれる。
「夜也?どうかしたの?」
「・・・・・・ふっ」