「うん・・・バイバイ」

「おう!」


あたしが手を振ると、
笑って手を振り返してくれた。

だけど


さっき振り返った瞬間はすっごく鋭い
ような目をしてた気がしたのは

あたしの勘違い?


…………



「誰もいないんだなー」


帰り道、歩いてたらもう真っ暗になって
しまっていた。

もう7時過ぎてるかもじゃん・・・。


静かな夜・・・ではないようだ・・・。



「きゃーっ!?怪盗!?」


だって、
あからさまにそんな叫び声がするんだもん。