あたしは大馬鹿だ。
気づいたら
夜也に告白をしてしまっていた。
しかもためらいもなんもなく。
自分がなに言ってるのか絶対自分でも
理解出来てなかった。
さすがの暗闇でも
気づかれちゃうんじゃないかってくらい
あたしは真っ赤になってる。
「俺、お前に俺の気持ち気づかれてるの
かと思ってたんだけど」
「・・・へ?」
「お前への気持ちバレてるかと思った」
えっ、なに?
あたしへの気持ち?
高鳴ってしまう鼓動。
厚かましいくらい期待してしまう
自分がいる。
「だから、俺がお前を好きだってお前に
バレてるって思ったの!以上!」
「えっ・・・了解です・・・」
以上ですか・・・
えぇ!?
今までとは比べものにならないくらいあたし
の顔はりんごみたいにトマトみたいに
真っ赤に染まっていく。


