「じゃあ、ちょっと拭くね」
「あっ、ごめん・・・」
ださい、
ださすぎるよ自分が。
「羅菜ちゃん」
「うん?」
「羅菜ちゃんって夜也のことどう思って
んの?」
「へ!?」
ガタッ!!!
「おっとあぶねっ」
「わっご、ごめんねっ!」
「ったく危なっかしいなー」
ごめんなさい・・・
いきなりの質問に動揺しちゃったあたしは
次はコップを落としかけた。
まぁ
優貴くんがキャッチしてくれたんだけど。
「2人ってさもしかして付き合ってる?」
「えぇ!?いやいや!
付き合ってないよっ」
「そうなん?
てっきり付き合ってるかと思った」
そんなこと、
出来たら付き合いたいけど
夜也はあたしなんかを好きになるはず
ないもん。


