これを知られたら
は?とか
言われてしまいそうだから黙っていよう
と自分に言い聞かせた。
『おい、引いてんじゃねぇぞ!?』
「引いてないない!」
『なら、よかった……』
―――ドキッ。
やばい、
どうやら夜也はあたしが黙ってるもんだか
ら引いたんじゃないかって
思ったみたいけど
全然違うし、
よかったって・・・・・・
引かれたくなかったって勘違いしちゃう
じゃん。
あたしはばかだ。
何妄想してんだよ・・・。
「うん、
いっつも引いてるから大丈夫だよ?」
『はぁ!?ひっでー…』
悲しい気持ちにならないためには
笑いにするしかなかった。
『でさ、羅菜いきなりで悪いんだけど
明日バイトできる?』
「え?…うん!!夜でしょ?
何時何時?」
バイト、
そうだあたしには夜也と2人で会える
理由がある。


