怪盗ピエロとお仕事中*


頭の中はもう爆発寸前・・・
だけど

なぜかあたしはもう


「うん、あいてるよ…」


そう答えた。


『まじで!?やったー!!』


あたしの
答えを聞いたとたん大声が電話の向こう
から

聞こえてきた。


いやでもデートは
行きませんけどね?

あたしはそう思っていたのに・・・。



『じゃあ、じゃあ!!
明日10時に駅で!』

「え?いやその件は・・・」



どうやら優貴くんは
あいてる=行くにつながってしまったらし
い。


断ろうと思った時には
もう通話の終わった音だけだった。



「嘘でしょ~?」




確かに、
あたしは彼氏なんかいないけど

気持ち的に好きな人がいるのに・・・
楽しめないよ・・・。