怪盗ピエロとお仕事中*


やっぱり、
海にきたんだから入らなきゃ損なこと
は分かってる。

だけど、
やっぱりビキニとか初めて買ったのに
知ってる人の前で着るとか・・・


しかも男子の前で。


あたしには
絶対無理だった。


けどそんなこと鈴音が許してくれるはず
もなくこうして

着替えてまた海に戻ってきた。



「あんたね、上の空すぎ。ってか、いつ
まで上着着てるの?」

「いや、もうこれは脱いだりなんかした
らみんなに引かれる!!!」


絶対そうだっ!
夜也だってあんなこと言ってきっと似合っ
てないあたしをみて


大笑いするに決まってる!



「まー、みんな逆の意味でびっくりする
かもしれないけど」

「でしょ?絶対に脱がないっ」

「羅菜、
あんたそんなに疎いやつだっけ?」

「いや、勘は人一倍すぐれてるかとっ」