「どうした?」


「ううん、舜が好きだなって思って見てただけ」


「……すっげぇ照れるんだけど」




そう言った舜は、頭をポリポリとかきながら、頬をほんのりと赤く染めていて……


そんな舜を見ていると、自然と笑みがこぼれる。




「ふふ、あたしも言ってから恥ずかしくなっちゃった」






ねぇ優太……


これからのあたし達のことを、いつまでも見ててよ。


絶対に幸せになるから。




「舜、帰ろっか?」


「ん」




舜の車に乗り込んで、アパートへ帰った。




舜は蒼太と優華がお昼寝をしたら帰っていった。


二泊もしたから、さすがに今日は早めに帰らなきゃならなかったみたい。


レポートがどうとか言ってたな。


大学生って、ただ楽しんでるだけだと思っていたけれど、意外と大変なんだね。