彼女に回した腕に力を込め、由美奈ちゃんの額にキス。

「お互いが相手の支えになれるような恋人同士になろうね」





 唇をずらし、彼女の鼻先にキス。

「言いたい事があったら1人で抱え込まないで。
 何でも話してね」
 




 今度は頬にキス。

「人生は楽しいことばかりがあるわけじゃないけど、つらいことばかりでもないから。
 2人でいればきっと、先に進めるはずだから」
 





 俺たちは1人じゃない。

 2人だから頑張れる。



 2人だから、乗り越えてゆける。





「由美奈ちゃん、愛してる」




「・・・・・・はい」

 涙ぐむ由美奈ちゃんの瞳から、つつ・・・・・・と涙が伝う。。



「私も、愛してます」








 俺は力強く抱き寄せ、深く深くキスをした。