「私、三山さんよりもずっと年下で。
 だから、彼女として認めてもらえているのか不安になって・・・・・・。
 どう見ても、私はあまりにも三山さんとつり合ってないから」


 唇をかみ締めて。

 本当に悲しそうな顔の由美奈ちゃん。




「少しでも三山、さんに・・・・・・ふさわしくなろうとして。
 大人っぽく、振舞ってみた・・・・・・んですけど。
 でも・・・・・・。
 そんなことを・・・・・・して、も。
 年の差はかわら・・・・・・ないんですよね・・・・・・」


 最後のほうは涙声となってしまい、途切れ途切れの彼女の告白。


 溢れる涙が、由美奈ちゃんの頬を次々と伝い落ちる。





 俺が11才の年の差を気にするように。


 由美奈ちゃんも年の差のことで思い悩んでいた。




 不安定な年頃の彼女。

 そして、同じ年の友人よりも幼く見える彼女。



 きっと俺が思う以上に、過敏に感じ取っていたのかもしれない。



 彼女なりに色々と考えたのだろう。


 それが、今日の服装とあの仕草。