* 私が話し終えると、八代(ヤシロ)さんは頷いた。 「良いでしょう。僕が助けてあげます。貴女を悪夢から解放しましょう」 彼は頬杖をついたまま、その端正な顔を歪めた。 「小崎は、現実でも貴女のクラスメイトなのですか?」 こくり、と私は頷いた。そうすれば、八代さんは微笑む。 「──そうですか。ならば、これからの出来事は他言無用でお願いします。彼の無事は保証しかねますので」