私の笑い声に 少しだけ顔を上げ、 私を睨む。 「なんだよ」 少し怒気が感じられる。 「べーつにー? よし、学校まで競争!」 私はバッと走る。 「....ガキか」 そう呟きながらも ムキになって一緒に 走る壮ちゃん。 こんな日常が ずっと続けばいい。 この幸せな日々が。