満月の夜に

・・・こんなに人と話したのは

いつぶりだったろうか。

月夜は彼女と話しながら

そんな不思議な感覚に陥っていた。

「で?あなたは何しに来たの?」

 「ん・・俺は・・。婚約者探し。」

 「・・・・・・・なんで?」

 「なんでって・・。そりゃ探すだろう。」

生まれた時から婚約者は決まっている。

だが会ってみるまでお互いに婚約者かどうかは分からないのだ。
 
月夜達月駕人は、特殊な道具を使わない限り普通の人々には見えないが、唯一月の人間

が見える者が婚約者なのだ。

ということは・・・・