私は次の日もカナと一緒に登校した。

『おはよー!』

『おはよー!』

『今日も授業ダルいねぇ~』
―いつもの会話

昨日の話が頭から離れない。

悪い夢であってほしかった。

そんなコトを思うほど私は鈴木が好きだったんだ。

でも鈴木には彼女がいるんだからこの恋は忘れなきゃ。

社会の教師が何か言ってるけど全然アタマに入ってこなかった。

そして残酷なことに今日も部活がある。