そのあとアヤちゃんは静かに涙を流し出し途中からはワンワン泣いていた。


「なんで、晴は迎えに来ないのよ?どうして私を1人にするの?約束したじゃない!?16歳の2月私の誕生日に迎えに来てくれるって言ったのに…ねぇどうして…?」


私の腕で泣きながらお兄さんへの愛を語り尽した。


「結婚できる歳で俺も20歳になるからって言ってくれたのに私もう18歳だよ?13のときから待ってるのに。どうして来ないのよ晴が教えてくれたこと、晴が言ってくれた言葉一語一句覚えてるのに。愛されたいよ。晴じゃないと無理だよ。私晴の横でしか笑えないよ。晴がいないと自分の存在価値が見出せないよ。晴がいない人生なんて懲り懲りだよ。晴がいないと幸せになんてなれないし晴がいないと生きてる価値ないよ。愛されたい。晴だけが私の味方なのに。晴だけが笑っていてって言ってくれたのに。ねぇ…なんで?ど…して?は…る…?はぁ…?ど……?……んで?」


気づけばアヤちゃんは私の腕の中で眠っていた。