こう言う辺りやっぱり僕は柚月に甘い。


「いや、待って冬馬。ややこしい!俺等第一発見者だし!」


第一発見者でややこしくはならないし
なったとしても柚月は抹消するのに。

「だから冬馬が数日面倒見てさ!俺も手伝うし!目覚めたらさ!良くね?感謝してもらって!そのお礼に?みたいな?」


下心見え見え
どうしてもこの女とヤりたいらしい。

それでも僕は柚月に甘いから承諾し
柚月が抱き抱えて連れて帰った。


「身体の状態見るだけなので、欲情しないように。」


前置きをして服を脱がしたのはいいものの


「ひどいですねー」

「…………。」


痣だらけでお世辞にもいい身体とは言えない状況だった

どんな闇を抱えてる?そう考えると何故かゾクゾクした
心臓がバクバクした。こんな痣の量見たことない。
だからかすごく気になった。


「ハズレかー」

「じゃ、僕がもらっていいですか?」

「へー冬馬がねー珍しいこともあるもんだなーあげねぇけど。」


ハズレだなんだ言って僕に取られるのは
いやってことなんですかね。