「あぁ。一流企業に勤めてる。」


「…なのに…なんで…?なんでそんなクズ女と出会うの?子供捨てれるような女と出会うの?」


そんな出ていった風俗嬢とのクズ女との子供愛せるの?
その子は幸せなの!?


「それがさ…その風俗嬢顔がそっくりなんだわ…アヤに…」

「嘘…」

「うん。まあ似てる。子供は俺の予想は幸せじゃねぇと思うよ。顔だけ好きな相手の子供で正直どうしたらいいかもわかんねぇだろ。」

その瞬間アヤちゃんは泣き始めた。


「はい、これ写真。」

うわっ。本当アヤちゃんにそっくり。
美人だ。可愛い。綺麗。


アヤちゃんのことを忘れれなかった事は知れた。
安心したし良かったと思ったけど同時に
息が苦しく呼吸できないぐらい
子供のことが気になった。

もしかしたらそんな顔だけで選んだ相手の子供なんて
愛せないかもしれない…

愛されてない子供…

もしそうだとしたら…と考えるだけで
苦しくなった。

だからこそ必死に訴えた。


「私は赤ちゃん救いたい。晴さんも闇深そうだしそれはアヤちゃんに任せる。とにかく赤ちゃん救いたい!誰に何言われてもいいから…!偽善者とか同情とか言われたって構わないから!!大変だってこともわかってるつもり。だから会いに行きませんか?皆で。」

私みたいに愛されてないかもしれない子供を放っておくことは無理だった。
もし最悪アヤちゃんと晴さんが愛せないとしても私が
愛してあげたい。直感で愛せると思えた。


「僕は、賛成ですよ。ユリ」