「するする〜!!楽しみだなぁ!俺何に仮装しよー!!」


人見知りケータも、参加する事を承諾してくれた。
あたしは一安心した。

是非ケータもハロウィンで仮装をし、一緒に盛り上がりたかったから。


「ん〜一応あたしは、女海賊になろうかと思ってるよ。フック船長!」

あたしは自慢げにケータに話す。

「いいじゃん海賊!俺は〜なんだろ…あ!兵隊!軍隊!やりたい!ミリタリー着てさ。」

ケータは目を輝かせて顔をあげた。

「カッコイイじゃん!フルメタルジャケット見たいにさ、ヘルメットに落書きしたりして。」


こないだ、二人でDVDを見た。

『フルメタルジャケット』

それでケータは「やりたい」と思ったのだろう。

「決まりー!俺は軍人ね!絶対カッコイイぞー!!」

「ミリタリージャケットもミリタリーパンツもあるから〜結構準備は簡単に出来るかも!」

あたしは胸が弾んだ。

待ち遠しいハロウィン。


10月31日。