「愛依さんはアニメのキャラクターで、#※#△#@*ちゃんに似てるのに、性格は#※#△#@*……にそっくりなんですね!これはオタクの僕たちにとっては憧れで、#※#△#@*……もう理想です!こんな女性が現実に居たなんて知りませんでした!どうぞ僕とお付き合いして貰えません……か?;;」



またしてもあまり通じてないが、最後はまた照れながら言われてしまった。

しかも、好きからのお付き合いの申し込みに発展してしまった。



「私、君より10歳も年上なんだけど;;」



「誠と呼んで下さい……;;」



「誠君より、かなり年上なの!」



「そんな、またそんな事を……っ!」



…何を照れてるんだ、こいつは;;

しかしここで呆れたり、怒っては逆効果なんだろう。

何せこのキツさに惚れてるらしいし;;



「それにね、私にはお付き合いしてる人がちゃんと居てね?」



「その方はもしや、#※#△#@*の#※#△#@*ですか……?それとも#※#△#@*の#※#△#@*なんですか?」



「「は?;;」」



もしかしなくても、アニメのキャラクターだろうか。

ついて行けない世界観。

これは現実?

2次元の世界で間違いない?;;

悠呀が生きてた頃の私でも、困り果てたであろう誠君に、もう疲れてしまった。