「おい。拾いもんやで」



「……お義父さん;;」



「何してるの?お昼置いといたでしょ?」



「あ?孫自慢や」



「「「『…………;;』」」」



生後半年からしか入園は出来ないけど、悠斗の時と違い、父親の孫バカに甘えて、育児休暇を短くした。

だから勤務中は、愛有斗をどうしようと父親を自由ながら、初日から“孫自慢”て……;;

父親に捕まった斗真は、愛有斗を抱かされ、小さくなってる。

でも、私より先に子育て経験は長く、手付きは良い為、愛有斗は泣かず、寧ろ気持ち良さそうに寝てる。



「あ、こいつ本庁行くって」



「何を言ったんですか?;;」



「俺より早くお呼びが掛かって、ウジウジしてアホとしか思えんやろ。せやから“クソ”言うた」



「「「『…………;;』」」」



親も親なら、子も子だ;;

たった下劣な一言で、行くって何;;




「だいたい、子を持つ父なら出世を喜べや。これから待ってるのは、どっかの娘からのように“寄んなや!触んなや!キモっ!さっさと仕事行けば?”って、悲しーい事を言われるだけや。出来るのは稼ぐ事だけ。ここで細々と刑事やってるより良い仕事が出来るわ」




「「「『……ドラマみたいな反抗期;;』」」」



…煩いなっ!;;