「ママ、今日ね、エリカちゃんと遊んであげたよ!」



「そう。優しいね、悠斗」



「だってね、神楽が言ったから!」



「うん、そうだね;;」



神楽と臼杵の娘である恵梨香は、悠斗の一つ下の3才。

神楽の計算で、受験や卒入学が被らないように子を産みたいらしく、臼杵は今、仕事に邁進。

その腹いせか、仕事内容の違いかは当人にしかわからないけど、子育ての8割は神楽に任せてるらしい。

“私は仕事と家事を全力でやります!ただ、貴方の都合で子供と言うなら、貴方がメインで育てなさい!”と言ったようだ。

しかし、結局は母親の出番が多く、送り迎えが主な神楽の務めのようだけど。



「次は女の子でも良いよ!でも、ボクのママだからね!」



「あ、はい;;」



「じゃあ、祖父ちゃんにお風呂入れて貰う!」



「那維斗君やろ!お前はホンマに父ちゃんそっくりな」



「うん!でも、おっちゃんにそっくりってみんな言ってるよ!」



「それも、言えてるな」



…ジジ孫の、会話がそれなのか;;

まぁ、お風呂とか協力してくれてる父親に、これ以上は突っ込めないけど;;