「俺たち、そこのDKです!」



「でぃっ……;;そう……;;」



ここで出ると思わなかった、知ってて良かったD(男子)K(高校生)。

制服に統一性がなく、みんなバラバラの高校だと思ってたのに、いくつかのデザインがあり、自分たちで組み換え自由というお洒落な高校に通う“DK”たち。

1人ずつ、お礼を言いながらプレゼントを貰い、両手にたくさん抱えてエレベーターに乗り込む。

聞き分けがよく、手ぶらでなら刑事課に来ても良いと伝えると、「うぉー!!」と雄叫びを上げて居た。

男子校のせいか、嫌でも体育会系の子たちで、女子高生たちに負けない騒がしさだった。



「姉貴、何だよその荷物!」



「1階で、男子高校生たちに囲まれちゃって;;」



「今流行りの、PとDKってやつ?」



「それは初耳だわ;;」



「…………」



デスクに置いたプレゼントを、一つ一つ開けて確認してると、こちらを無表情で見つめて来る斗志樹。



「いる?」



「――いらねぇよ」



手にしてた可愛いキューブカステラを見せると、明らかに不機嫌。