ここで言い返して、謙遜しても無駄。

私は斗真と七星へと振り返った。



「私に従う?」



「あぁ。あーまで言われたらな」



「役立たず指揮官は無視で良い!」



「…………;;」



「親の七光りのくせして;;」



「斗真、長官に連絡」



「斗志樹、SATとSITを一旦出して」



「は?」



「このままじゃ、何の解決にもならない」



「長官が、指揮官の変更を許可してくれた」



「何っ!?;;」



「親の七光りだけで、普通は変更を許可しないのに、おかしいなー!あれ、おかしいなー?」



七星にいじられながら、テントから閉め出される水瀬部長。

本庁の捜査一課の人たちは、不快感や不信感を漂わせる中、私は周りの人たちを黙らせる為、手を叩いて注目させた。



「私に従えない、自信がない人はここにいりません。お帰り下さい。七星、警備に神楽が居る筈、探させて」



「何で神楽さん?」



「知らねぇのかよ!神楽さんは、警察学校でトップだったんだよ!」



神楽の腕、信用して呼ぶだけだけどね。