「……守優さん。何や、この気持ち;;俺の捉え方が悪いんでしょうか;;」



「坂田が言うと、軽いよな;;」



「本当。嬉しくないのよね、この人が言うと。良い台詞なのに。言葉の無駄遣い」



「……由良さん……;;旦那に向かって、失礼だと思いませんか;;」



「失礼だと思うなら、いい加減、賢くなってくれる?」



「……ごめん、由良;;」



誰もが由良さんに頷いてると、磯村さんたちも戻って来た。

小宮さんは取り調べが進まず、精神鑑定へ出す事と報告を受けた。

恋愛妄想から抜け出させてからの、取り調べ。

長くなるかも知れない。

けど、もう私たちへの接近はない。

いずれ、正式に処罰も下る。



「わかってるな、那維斗」



「何?お父さん」



「えぇ、わかってます。俺はまだまだ現役に負けません。守りますよ。芽依実も、娘も」



「え?何?話が見えないんだけど」



「芽依実は、俺とお義父さんに守られてればえぇって事や。愛依は、俺と斗志樹が守る」



「……当たり前なんじゃないの?」



「…………;;」



「――苺愛、黙れ」



「……はい;;」



…祖父ちゃん……;;