だが、みんなは首を振るばかり。



「「……まさか;;」」



しかし、母親と叔父さんが身体をビクッとさせて顔を見合わせた為、わかったような……。



「「「『ゲッ……!;;』」」」



「「何っ!?;;」」



その瞬間、坂田ご夫婦と副署長以外のスマホが鳴り、確認をすれば、家族のグループラインに祖母からメッセージ。

≪噂するの止めてくれる?クシャミが止まらないのよっ!!≫



「「「『恐るべし、山下苺愛……;;』」」」



「「「ん?;;」」」



≪だから止めてって!!≫



「兄貴……もう一度、確認するよ?;;」



「おぉ;;」




「苺のじいちゃんと、他人だよね?;;」



「そうだ!;;苺のじいちゃんは、親父の親父に間違いない;;」



「じゃあ……;;」



≪私は元々、野神の人間よ!≫



「お母さん。止めようよ、この話……;;」



≪こういう時だけ、愛依は冷静なのよねー。バレバレよ?≫



「誰か盗聴器でも仕掛けられてるよ、きっと!;;お母さんとか叔父さんとかさ!;;」



「失礼ね!私が盗聴なんかする筈しないわよね?北斗」



「あぁ」



…で、出た;;

元祖、“鬼”が……;;