「――署長ぉぉ゛!;;」




「……どうした。私に何か用かな?」



…今更、威厳なんかないよ、おじさん;;



「本庁の水瀬さんから電話です!かなり、お怒りです;;」



「は?何であいつが怒るんだよ!何番?」



「2番に回しました!;;」



『坂田さーん!どういう事ですか!黒田の次は小宮。難波愛依は、いくらあの有名な家系の子でも、俺からすれば厄介でしかないですよ!こっちは優秀な2人を失って、てんてこ舞いですよ!しっかりして下さいよ、坂田さん!!』



「……お前がしっかりしろよ」



『はい?お宅、誰ですか?坂田さん出しなさいよ、坂田さんを』



「山下守優だが。人の姪の悪口か?斗志樹君は引き抜く形にはなったが、小宮が優秀?笑わせんなよ!警察官としてあるまじき行為をしたのはてめぇの部下だろーが!お前の指導不足が招いた結果だろ!ふざけた事を抜かしてると……」



…抜かしてると……?



「那維斗が黙ってねぇぞ」



「「「『…………;;』」」」



『……はぃ……;;』



…お、叔父さん……;;