光を放っているように 君が立っていたから すぐに見つけることが出来た だけど 声をかけずに しばらく見ていた 長い睫毛が頬に落ちて 影を作っている その横顔の なんて繊細なことだろう 不安そうに時計を見る 俺は小さく呼吸をして 靴音を立てて近づいた 振り返ったときの あの笑顔は 他の誰にもみせたくない