自分の部屋に帰る頃には
もう消灯時間になっていた。
トラビスが寝そべっている。
「今夜はお出かけは無しか?」
トラビスはけだるそうに
体をこちらに向けた。
「貯金が底をついたのさ。」
あれ以来、
トラビスはよく夜にぬけだしていた。
「本と言うとさ、初めてマリアを抱いたとき、
僕ちょっと引いちゃったんだよね。」
「はあ。」
「ちょっと、思ってたのとちがった」
「おまえは童貞だったからな。」
隣のベッドからすごい勢いの鼻息が聞こえてきた。
せむしが俺たちの会話をきいていたのだ。
見ると、毛布から目だけ出して、
震えている。
その目は血走っていた。
トラビスも殺気におどろいてせむしを見ている。
「ト、トラビス、あんた、今何て。」
「は?」
トラビスは何について聞かれているのか
わかってないようだ。
俺は言った。
「せむし、マリアも娼婦なんだよ。」
「うそだー!!」
せむしは枕に顔を埋めて叫んだ。
「うるさい。いいかげんにしろ。」
せむしの上段に寝ている
神経質男がどなった。
せむしはわんわん泣いた。
俺とトラビスは顔を見合わせた。
俺はそのまま床についた。
もう消灯時間になっていた。
トラビスが寝そべっている。
「今夜はお出かけは無しか?」
トラビスはけだるそうに
体をこちらに向けた。
「貯金が底をついたのさ。」
あれ以来、
トラビスはよく夜にぬけだしていた。
「本と言うとさ、初めてマリアを抱いたとき、
僕ちょっと引いちゃったんだよね。」
「はあ。」
「ちょっと、思ってたのとちがった」
「おまえは童貞だったからな。」
隣のベッドからすごい勢いの鼻息が聞こえてきた。
せむしが俺たちの会話をきいていたのだ。
見ると、毛布から目だけ出して、
震えている。
その目は血走っていた。
トラビスも殺気におどろいてせむしを見ている。
「ト、トラビス、あんた、今何て。」
「は?」
トラビスは何について聞かれているのか
わかってないようだ。
俺は言った。
「せむし、マリアも娼婦なんだよ。」
「うそだー!!」
せむしは枕に顔を埋めて叫んだ。
「うるさい。いいかげんにしろ。」
せむしの上段に寝ている
神経質男がどなった。
せむしはわんわん泣いた。
俺とトラビスは顔を見合わせた。
俺はそのまま床についた。

