屍抱える白い孤城 抱えるものはそれだけではない 向けられる視線は様々で どれも異なる色を持つ 血の上に血 憎しみの上に憎しみ 死の上に、死 それでも戦火は、また広がる 赤く…赤く… それでも城は…輝き続ける 物言わぬ、形だけの象徴 それは何をもたらすのか 何を見せてくれるのか 虚ろなるものがそこにあり、虚ろしかそこには無い。 それでも時はやって来る それでも神は何も言わない