「手離して! 優、ここだけはヤダ!!」 浮気現場になんて入りたくない! 「だって手離したら逃げるだろ…?」 「………………………。」 今すぐにでも優の腕を掃って、逃げ出したい。 無言で俯く私に構わず、優は私を理科室に引っ張りこんだ。 入った瞬間諦めたように、力を抜く私を見て 優は手を離した。 …………………………。 二人とも何も話さないまま、時間だけが過ぎて行く。