お願いっ、こっちこないでー!!



心の中で叫んだ所で、カーテンの向こうの彼女に伝わるわけない。



………もうダメだ……。












「ゆーなっ、こっち向いてよ。」


ふと耳元で呟かれた声に、体がビクッと反応する。

同時に顔がありえない程熱くなった。