「当たり前でしょ…。 サッカー部の練習してる所に近づくと、いきなりそんな動き始めるし。 廊下で櫻木悠希の姿が見えたら、急に柱に隠れるし。」 あ…確かに…。 「逆に気付かない方が凄いわよ!」 「……じゃあもしかして、あっちにも気付かれてるかな…?」 「あっちって、櫻木悠希?」 私は小さく頷いた。