テキトー変態野郎が、爽やかな好青年と
何やら険悪ムードで言い合っている。

しかもコイツは太一が嫌いらしい。



…これは爽やか好青年に味方するべきなのか……?




それとも…−−−−


「あっそうだ。太一!話って何?」


気づかないふりしよっ


「あー…
今ここでは言えないです。
その人の前で話したくないんで。」


そう言って太一は、櫻木悠希を睨んだ。


「そ…そっか…」


わーお…

この二人やっぱり何かあるの…?



「なーお前さ、何企んでんの?」


櫻木悠希が口を開いた。


「企む?俺が?
意味分かんないっすよ。俺は何も企んでませんよ?」


企んでる?太一が?
何の話ししてんだだろう…。



「ふーん。
まぁ太一がそう言うなら別にいいんだけどさぁ。

とりあえずコイツは俺のなんだよね〜。
だから、もう近づかないでくれる?」


いつの間にかそばに来ていた櫻木悠希に後ろからグイッ抱きしめられた。