そんなアリスカのボヤキなど、まるっと無視して会議開始。

「本日はKさんの疑問、『アルフレド君と…んんん?…カップルは果たして何処まで進んでいるのか』」

雛菊が言うものの、難しい漢字があって読めなかった模様。

「雛菊、『筱萠』は『しなの』と読むのだ」

龍娘が助け舟を出す。

日中ハーフの人に漢字を教えてもらう生粋日本人ってどうなの?

『アルフレド先輩って、生徒会副会長兼風紀委員会副委員長の?』

「そそそ、アリスカちんの彼氏と仲良いんだよね」

小夜の言葉に雛菊が頷く。

「筱萠は頭の上にカエルを載せてる女子生徒だ。何やら最近理事長のお気に入りらしい」

龍娘が言う。

「ああいう子が理事長の好みなの?」

アリスカの問いかけに。

「『なのじゃ』という口調に萌えるらしい」

龍娘が頷いた。