「ほら、何してんの、行くよっ!」

「いっ、いやっ、でもっ…」

「時間ないんでしょ?早く学校行って『秋刀魚の塩焼きパン』買ってよぉ」

「そっ、その前にブラウスの裾をスカートに入れた方が…」

「そんなの後々!」

「お、お腹壊しちゃいますよ…それに、胸元もきちんとボタン留めて、ネクタイを…」

「だって早くしろって急かすからあっ」

プクッと頬を膨らませた雛菊は。

「ほら早くっ!」

「うわっ!」

色白男子の手を引っ張った。