おれはごしごしと、目をこすった。
いや、やっぱり、ある。どんぶりもある。
友達のぶんの、食器とか????
「あれ? あの人」
海老原がおれの視線のさきをたどっていって、お姉さまに気がついて声をあげた。
「今日は、どんぶりも食べたんだ。あいかわらず、どこはいるんだろ」
「は? 海老原、しってんの?」
おれががばっと身を乗り出すと、海老原はうしろにちょっとひいた。
「なんだよ。しってるよ。そりゃね。
いっつも、学食おれいちばんにつくだろ? あの人は、いつもおれより後にくるんだけど、いっつも食器返すのは、一番なわけだ。
たまに、遅いときは、別にもう一品、頼んでるときだ。カツどんとカレー。大盛りカレーふた皿とかね。
早食いの、大食い?
すごいよな、TVでれそうだよなぁ」
「・・・」
お姉さま・・・あなたはいったい、何者!?
いや、やっぱり、ある。どんぶりもある。
友達のぶんの、食器とか????
「あれ? あの人」
海老原がおれの視線のさきをたどっていって、お姉さまに気がついて声をあげた。
「今日は、どんぶりも食べたんだ。あいかわらず、どこはいるんだろ」
「は? 海老原、しってんの?」
おれががばっと身を乗り出すと、海老原はうしろにちょっとひいた。
「なんだよ。しってるよ。そりゃね。
いっつも、学食おれいちばんにつくだろ? あの人は、いつもおれより後にくるんだけど、いっつも食器返すのは、一番なわけだ。
たまに、遅いときは、別にもう一品、頼んでるときだ。カツどんとカレー。大盛りカレーふた皿とかね。
早食いの、大食い?
すごいよな、TVでれそうだよなぁ」
「・・・」
お姉さま・・・あなたはいったい、何者!?


