なんとか踏ん張って倒れずにすんだ まるでラグビーのタックルのようにタマが私に抱きついていた ギューッとお腹が圧迫される 「タマ、くるし…」 あまりの苦しさに息がつまった 「あぁ~、ごめん、藍~」 タマはパッと私から手を離した 「藍、細~い!」 まぁ、一応は女だ 男に比べれば少しは細いかもしれない 身長だって168㎝で女では高いが男よりは少し低い、 ――― そして、私はタマとの幹部室に入った…