「とうさん?」




それはまだ10ぐらいの男の子だった





眠いのか目をこすっている





そして男の子も父の異変に気付いたようで




「とうさん!?かあさん!?」




「くる…なッ」




そういわれたが男の子は両親のベッドに近づいた




父は腹にナイフが刺さり母はもう冷たくなっていた





男の子は泣きじゃくった



「あ~れ?なにもできないちびっこが」



奴は、ふざけたように男の子に顔を近づけた



「ピーピー、ピーピー泣くんじゃねーよ」





男の子は奴を力なく睨み付けた


それを見てニヤっと笑いった奴は



懐から銃を取りだし



「じゃあ、バイバイ」





パァーン



躊躇なく頭めがけて撃ち込んだ…





End