「ここまで来て、綺麗事ね」





「綺麗事だという事はわかっている




なぜ、我々が守り屋になったのか




本当に正義感が強いものも、中にはいるかもしれない




だか、そんなやつはごく稀だ




大概のやつらは、皆口を揃えてこう言うんだ





『 殺し屋を殺すことは正当なことだ』と、




同じ人間なはずなんだがな。




他の殺し屋団体はどうかはしらないが、nightmareは無意味に人を殺すことはしない男だ」





「なぜ?そんなことが言えるの?」




「はは、彼とは昔からの知り合いでね。彼が殺し屋をしている理由も知っている」





「だからなに?私には関係ないわ」




ふと、スクリーンごしの奴がゆらりと揺れた気がした




「まあ、昔のよしみだ。だから今回は手を組むことになった。そして、我々はサングイノーゾを止める」





「それがnightmareの望みなら、」



私には、否定することなんて出来ない






「君には今日はここにいてもらう」




「は?なぜ?帰らしてもらうわ」