私が椅子に座った瞬間、突然照明が暗くなる そして、目の前にあるスクリーンに光が映し出された スクリーンには真っ黒のフードつきマントに身を包み、性別すらわからない人間が現れた 奴は私同様、椅子に腰掛けた そして、口を開く 「やあ、Aliceくん。」 声は変成器で変えてあり、機械的な低さの声になっている どうやら、私がAliceという事を知っている人間らしい 「あなたは何者なのかしら?」