「行きますよ」 「ああ、」 床が開き、その先は階段となっていた 一段一段確実におりる カツカツという靴の音が遠くまで響く どれくらいか歩いてドアの複数ある廊下までたどりつく、 そして男が一つの扉を指し 「つきました。この部屋の中へどうぞ」 どうやら男が付いてくるのはそこまでらしく、部屋へは入ってこなかった 部屋の中は一つの椅子と壁にかかったスクリーンのみで、 何をするための部屋なのかは明確であった