気づいた時にはもう嘘猫の腕の中 「あんたに泣かれたら……困んだろ?」 嘘猫は困った顔で笑みを浮かべていた 私は、また泣いていたのか 凍ってたはずなのに 死んだ筈なのに 音もなく容易く壊れてしまったのね 無意識のうちに流れ続ける涙 それが止まるまで嘘猫はまるで大丈夫とでも言うかのようにだきしめつづけた