紫雨side



急に立ち上がった藍を見る




なぜか遠くをみているようだった



「おい、藍」








「藍、なんだか~顔が赤いよ~」



タマの言う通り、かなりの赤さだ




プツン




そんなおとが聞こえそうなぐらい、呆気なく藍の力が抜けた



「藍!?」






倒れた藍を抱えて急いで俺たちは保健室に向かった