時刻は早くも午後6時、 学校から無断で帰ってきた私は今、 自宅のマンションで暇をもて余していた、 「奴、前々から怪しいとは思っていたが…」 私は部屋にある真っ黒なソファーに座りコーヒーを飲みながら呟いた、 机の上では学校用の白いケータイがさっきから小うるさい、 画面には<小鳥遊葉瑞>の文字、