♪雫SIDE♪

寒い…。
全身にひどく寒気がする。

でも、手…。手だけ、あったかい。

なんでだろ?

目が覚めると、視界には天井。

あぁ、熱だしたんだっけ…。
てゆうか、寒気ひどいなぁ。

ちゃんと布団に潜ろうとすると、ベッドの横に何かがある。

起き上がって、見ると目を疑って

「きゃぁぁあぁぁっ」

叫んだ。

だってだって、

「なんだっ?どした!?」
「な、な、なぁ…」

「なんで結城くんいるの!?」
「なんでって…」
「帰ったんじゃ、なかったの!?」

声をあげて言うと、納得した顔をした。