名前の無い物語



ズキ、と物凄い激痛に
吉野は思わず頭を押さえる


「吉野!?」


「っ…!」


柚月が駆けつけた頃には
痛みはもう引いていた



「大丈夫?」


「あ、あぁ…。」 



何なんだ…?
今、頭に響いた声…



「学園に帰った方がよくない?」



「大丈夫だよ。それにほら、もうお屋敷見えてきたし。」




吉野達の目前には
怪しく佇む古いお屋敷があった



「うわ…まさに何かありそうな感じだね。」



「だな。」


お化けとか普通に出てきそう


それだけ思って
二人は扉を開けた