ポソリと呟いた吉野の言葉
驚いて、陽斗と伊織は目を丸くした
「吉野、違うの。「何が違うんだよ。二人 して、俺の反応を見て楽しんでたんだろ! ?」
伊織の言葉を遮って 吉野は二人に叫んだ
二人を見つめる吉野の瞳には 怒りが満ちていた
違う…
違うよ、吉野
そう言いたいのに、何故か言葉はすぐには出てこない
「何が夢だよ。三人一緒に、同じ任務を受 けるって…約束したのに。」
そう悲しそうに言う吉野
その約束は、今だって忘れてはいない
その為に
陽斗は…就任を辞退するのだ
吉野は何か勘違いしている
「お願い、吉野聞いて「もういい!」
「吉野っ!」
「待てよ!」
走り去っていく吉野の背中を止めようとするが
吉野はそのまま走り去ってしまった
「陽斗…。」
「…ごめん、俺のせいで…。」
ハァと溜め息を吐く陽斗に
伊織は首を横に振った
「もう隠しておくのは無理だよ。明日、本当の事を話そう?」
伊織の提案に
陽斗は「…そうだな。」と渋々頷いた
明日、この事を話して
吉野との誤解を解こう
それから、改めて誓うんだ
必ず、三人でマスターになると…!
「…わかってくれるよな、吉野?」
誓いの御守りを見つめながら
陽斗はポソリと呟いた
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