拓の言っている事は確かに正しい、と空も感じた
今自分達はただ身体が無いだけであり、意識として存在している
身体さえあれば、今までとは何にも変わること無く普段の生活に戻れるだろう
話は分かったけどさ、その問題の身体をどうやって復活させるんだよ?
工場でもあんのか?
こんな何もない空間、しかも天国なのか地獄なのかも定かではないこの場所で
身体が無い自分達に、何が出きるのか
空は拓の返事を待った
『出来るさ。』聞こえてきた声は
明るい声だった
『俺の能力でな。』
突拍子の無い話に首を突っ込まされてきた空でさえも、一瞬思考は停止した
今の拓の言葉は
想像より遥かに越えて意味が分からなかった
はぁ…?寝言は寝てから言えよ
俺達は能力を使いきって、存在だって消滅したんだぜ?
能力なんて使えるかよ
『俺には微かだがまだ残ってる。分かるんだ…この感覚は。』

