名前の無い物語






進んでいく体育祭
気が付けば、最後の種目になっていた


「次だね、リレー。」

「あぁ…これに勝てば学年優勝はもらったな。」

何だかんだ言って、駿介達のクラスは優勝まであと少しのところまできていた

次の学年リレーで一位をとれば
クラスの優勝が決まる


だけど問題はこのリレーだ
アンカーには、普段練習に参加していた川崎を入れる
その川崎のところには、さっきの布川を入れると急遽決まった

だけど、ぶっつけ本番だから上手くいくかは分からない

本当は…布川が入る四番目には
滝川吉野が走る筈だった


「…これで、良かったんだよね。」

彩夏の言葉に駿介は何も言わなかった

良かったも何も
彼は来ないに決まっている

これしか方法は無いのだから…


「ちょっと待った。」