名前の無い物語


相手と素早さは同じ
もしくは、自分より速い

なら…自分を囮にして捕まえるまで


剣で貫かれたところから、純粋な光が現れる
吉野は剣を抜いて、立ち上がり間合いをとった

光がデュアンテを全て包み込む
パァンと光が消えた時には
デュアンテは…殿田の姿に変わっていた

「っ、ぅ…。」

バタリと殿田は方膝をつく
生気の無い瞳で…殿田は吉野を睨んだ


「やっと…やっと手に入れたのだ…。クラスの、生意気なガキ共をねじ伏せる力を…。」

生意気なガキ共

即ち…長瀬達

「この力があれば…アイツ等を黙らせる事が…!」

怒りが籠り始める瞳
吉野は目を離さなかった


これが、殿田の望み

あのクラスは、後藤や長瀬の力もあって、生徒はみんな仲が良い
けど…教師は別だ

特に殿田の美術は面白くないで評判で
クラスの奴等はそんな奴が担任であからさまにガッカリした奴もいた


それが…殿田をここまでさせたのか